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講師:阿部 順子先生(岐阜医療科学大学 臨床心理士) |
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高次脳機能障害は交通事故や脳血管疾患が原因でおこることが多く、身体に障害が残らない場合があり、外見からはわかりづらいものです。障害自体も複雑で、一般の人々から理解されにくいという特徴を持っています。
交通事故が原因で起こる高次脳機能障害者は10〜20歳台の若者が多く、「就学」や「就労」が大きな課題ですが、周囲の方々の協力なしでは実現しないものです。
高次脳機能障害者の生活や就労を支援するために、高次脳機能について理解を深め、生活支援、就労支援の具体的な協力体制を整えていくことが切実な課題なのです。
今回の研修会は、高次脳機能障害者と家族の団体である「脳損傷友の会・ゆい沖縄」との共同企画で開催いたしました。 |
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○10月7日(日) 14:30〜17:00
○講演「高次脳機能障害者の特性と地域支援」
講師の阿部順子先生は昨年まで名古屋市総合リハビリテーションセンターの高次脳機能障害支援科長として、名古屋市における高次脳機能障害者の生活と就労の支援に組織的に取り組んでいました。高次脳機能障害の特性についての講義、名古屋市での実践などを分かりやすくお話していただきました。 |
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参加者の様子】
◯医療現場の方々だけでなく福祉センターや作業所からの参加者も多く,高次脳機能障害者の支援に関わっている職員がこのテーマに寄せる関心の大きさを実感しました。
◯参加者の職種はさまざまで、看護、介護、リハビリ職員、相談員、一般の参加者とあり、高次脳機能障害者の理解と取り組み方を学ぼうと熱心に受講されていました。
◯講演の最後に質疑応答があり、そこでは時間を超えるほどたくさんの質問がなされ、講師の阿部先生はひとつひとつ丁寧に対応してくださいました。 |
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感想】
◯沖縄県にも多くの高次脳機能障害者がいらっしゃると思います。多くの方々に高次脳機能障害者の理解を深めることのできる講演会だったと思います。
◯この講演会を契機に、沖縄県内でも高次脳機能障害についての理解が深まり、適切な支援ができるような具体的な取り組みが検討されることを期待したいと思います。 |
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(記:大浜第一病院PT比嘉早苗)
おもと会地域リハビリテーション支援センター |
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2009.10.21 |
2009.07.09 |
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