
内科
診療部の一部門である内科は、もっとも多い医師数を擁し、それぞれの専門領域をいかした外来診療体制を構築しています。救急部におきましてもほぼ24時間体制で内科疾患に対応しており、夜間休日救急から入院となりました場合も、午前8時からの内科ミーティングにより検討し、専門領域を生かした担当主治医を決定しています。定期的に抄読会、ケースカンファランスも行い、最新の医療技術の習得に努めています。剖検症例の臨床病理検討会も適宜行っています。教育の面では内科教育関連病院の認定も受け、平成22年度より初期研修医のみならず内科後期研修医も受け入れ教育指導を行い、世界に通用する医師を養成していきます。
循環器科・心臓血管センター
新病院の目玉でもある心臓血管センター・循環器科は、H21.11月新病院開院と同時に設立されました。心臓血管センターは1階の救急センター及び画像センターに隣接しており、救急検査・治療に迅速に対応できる場所にあります。センターでの中心的な業務は、心臓血管造影装置を使用した心臓カテーテル検査やインターベンション治療です。循環器医師3人+研修医1人、ME2人(ME業務兼任)、看護士5人(外来業務兼任)、生理検査技師1人(検査業務兼任)、放射線技師2-3人(放射線業務兼任)、専任クラーク2人(1人はメディカルクラーク)の陣容で、最先端の2台の血管造影装置を駆使し、月に約60件の心臓カテーテル検査及び月に約25件のインターベンション治療を施行しています。心臓カテーテル検査・カテーテル治療を開始し、まだ半年にも経っていませんので、上記の検査・治療は画期的な件数です。チーム一丸となって患者様に対して質の高い医療提供を行う事を目指しています。
消化器科・内視鏡センター
現在内視鏡センターは、内科医4名、外科医3名、看護士4名、看護助手1名の合計12名で内視鏡検査を行っています。平成19年からは特殊内視鏡、治療内視鏡を行う専門枠を設け、より多くの症例をこなし、以前は手術適応だった症例に対しても、内視鏡で治療を行っています。またセンター化により、内科、外科の垣根がなく患者様にとって、迅速でより良い医療を提供できているものと自負しております。
腎臓内科・透析センター
昨年11月に安里の旧病院から天久の新病院に移転した際に、透析機器を総入れ替えいたしました。新しい建物、新しい機器で、透析治療をサポートいたします。従来のベットタイプは勿論、リクライニングもできる座椅子タイプの透析装置で、皆様をお待ちしています。テレビもカラー液晶で、各患者に1台備えられております。テレビのチャンネルも多数準備しております。当院で透析治療を受けられる皆様には、海を眺めることもできる院内でも有数の素晴らしいロケーションのもと快適な治療が行えるものと考えております。 その他にも、『腹膜透析』を希望される方へのサポート、『腎移植に関する相談』なども受けてゆきたいと 考えています。
当院のスタッフは、腎臓専門医、透析専門医・指導医の資格を持つ医師1人、看護師部門11人、技師部門7人 の経験豊かな専門スタッフで構成されています。当院には現在60人余りの透析治療を行っている方々が通院されておりますが、透析治療の安全性・環境が整うことを前提に今後も受け入れを増やしていきたいと考えています。
最後に、内科の腎臓専門外来は、毎週火曜日午後(14時~17時)に診察日を設けています。住民検診、職場検診で 腎機能異常を指摘された方から、中等度まで腎不全が進行してしまった方、今後透析が必要だと主治医から説明を受けた方、その他 治療の『セカンドオピニオン(かかりつけ医だけでなく別の専門医にも意見を尋ねる事)』も含めて、当院(科)が皆様の健康の不安の相談の場として役立てれば幸いです。
糖尿病センター
糖尿病センターは2009年11月1日新病院移転に合わせて新設されました、当センターでは、糖尿病、内分泌疾患に対する臨床的なアプローチを行いつつ、これらに携わる人材の育成に積極的に関わることを目的としております。また、那覇医師会が主体となる糖尿病戦略の病病、病診連携構築プロジェクトを推進する中心的な役割を担える施設となることを考えております。
呼吸器科
喘息や慢性気管支炎、肺気腫、在宅酸素治療などの呼吸器疾患の治療を行っています。呼吸機能検査や胸部CT検査等による精密診断も実施しています。また睡眠時無呼吸外来も行っています。
救急総合診療科
救急総合診療科は2010年1月に新設されました。常勤の救急専門医1名による救急外来診療から開始しておりますが、臨床研修病院でもある当院では研修医を始めとして救急に関わるスタッフ教育にも従事しています。現時点では平日の日中のみ稼働している救急外来ですが、最終的には24時間365日救急患者様を受け入れる救急部門と総合診療部門が機能することにより、より良い地域医療に貢献できるよう尽力してまいります。
放射線・画像センター
平成21年11月に新病院へ移転後、放射線科はCT、MRI、血管造影装置などの大型医療機器をすべて一新し、「心臓血管センター」と隣接した形で「画像センター」という名称に変わりました。CT(コンピューター断層撮影)装置は128スライスを一度に撮像できるマルチスライスCTで、胸部から下腹部まで、わずか十数秒で撮ることが可能ですが、特に冠動脈を描出する心臓CTでは、その威力を発揮します。MRI(磁気共鳴画像)は1.5Tの超伝導磁場強度を有する高性能の機器に更新し、血管造影装置は、心臓専用1台、心臓は勿論、頭部、腹部、胸部なども撮像できる汎用型1台を心臓血管センターに設置し、これらの機器が隣接するため、昼夜を問わず救急患者様の緊急検査にも対応しやすくなっています。
外科
外科は大城、高江洲、堀、の3名体制で外来、手術、病棟管理、内視鏡検査、救急外来などの診療を行っています。外科専門医、消化器外科専門医、マンモグラフィー読影認定医、の資格を有し日本外科学会関連施設、日本消化器外科学会関連施設の施設認定を受けています。
対象とする疾患は食道癌、胃癌、大腸癌、等の消化器疾患から下肢静脈瘤、内シャント造設の血管疾患、呼吸器では気胸、肺腫瘍があり、各診療科あるいは近隣の医療機関より紹介を頂いております。
外科手術は身体への侵襲が大きく術後合併症もあることから、患者様には手術前のわかり易い説明を心がけております。
年間の手術数は250例ほどですが平成21年11月の新病院移転後は増加傾向にあります。
整形外科
整形外科は8人勤務し、知念院長をはじめ常勤医4人と、他4人が琉球大学整形外科から派遣されています。手術は人工膝・股関節置換術、膝前十字靭帯再建術(関節鏡での)や頚椎・腰椎の手術(顕微鏡を使用した小侵襲の手術も行っています)、外傷による骨折などの手術を行っており年間600件程度であります。また毎週金曜日に琉球大学整形外科教授の金谷先生に手の外科専門診療、水曜日に講師の野原先生に脊椎外科専門診療が行われています。1日に平均外来患者数は140人、入院患者数は70人前後です。当院での一番の特徴は回復期病棟(リハビリ病棟)が院内にあることで手術したら終わりではなくリハビリを行い患者さんが手術後にどのようになっていくかを看護師、介護師、リハビリ関連職と検討しリハビリのゴールなどを設定し退院や転院の調整を行っています。
麻酔科
当院の麻酔科医は平成22年4月1日より3名体制となっております。週に2~3日は琉球大学麻酔科より応援を頂いて、全身麻酔や脊髄くも膜下麻酔を行っています。また初期研修医に対しては麻酔科研修を通して、気管内挿管、脊髄くも膜下穿刺といった医師としての基本的な技術を習得できる様に指導を行っています。
私達麻酔科医は手術の前には患者様を訪問し、麻酔についての説明を行い、麻酔の安全性や危険性、患者様の持病から来る危険性、さらにそれを避ける為に麻酔科医が注意する点などを説明致します。手術中は呼吸や血圧、心臓の動きなどを監視する器機を用いて安全な麻酔を心掛けています。硬膜外麻酔や伝達麻酔(神経ブロック)、鎮痛薬の皮下注射といった方法を用いて、手術後の痛みから患者様を開放できる様に努力しています。
ペインクリニック
ペインクリニックとは痛み(ペイン)をみる外来(クリニック)という意味で、主に神経ブロックを用いて各種の痛みを治療しています。神経ブロックとは神経の近傍に針を進め、麻酔薬やステロイド薬といった薬を神経に働かせて痛みをやわらげようという方法です。対象とする疾患は三叉神経痛、頸肩腕痛や腰下肢痛、癌性疼痛、帯状疱疹の痛みといった「痛み」や、顔面痙攣、多汗症といった「神経機能の異常」などが上げられます。ペインクリニックではこれらの症状を和らげ、安眠が得られたり、行動範囲が広がったりといった「生活の質の向上」を目標に診療を行っています。
泌尿器科
泌尿器科では尿路系(腎臓、尿管、膀胱、尿道など)と男性生殖器系(精巣-睾丸-、精巣上体、前立腺、陰茎など)の疾患を取り扱います。若い女性に多い膀胱炎、中高年の女性に多い尿失禁、男性高齢者に多い前立腺肥大症、過活動膀胱(頻尿などの症状)など幅広い年齢層に泌尿器科疾患は見られます。また、排尿の問題は超高齢化の進む現代では在宅医療での主要テーマでもあります。これらの社会的要望にも答えていけるよう、当泌尿器科では診療を通し皆様のQOL(生活の質)の向上を目指します。気が重くなりがちな排尿の相談に気軽に受診できる環境をご提供できればと思っております。
婦人科
女性診療科として思春期・成熟期・更年期・老年期等における疾患の診断治療、更にがん検診の精度管理の向上に努めています。
婦人科腫瘍手術は随時施行しています。
漢方専門医として男女を問わず漢方の陰陽・虚実による随症治療を行っています。
歯科・口腔外科
歯科・口腔外科外来は、親知らずの抜歯、ドライマウス、インプラント等の口腔外科的疾患の治療をはじめ、さまざまな病気を持っていて、一般な歯科医院では治療困難な方の抜歯や歯科治療を多く扱っています。疾患によっては外来での治療にとどまらず、手術室あるいは入院施設を使用し行う場合があります。外来施設は、車椅子の状態で撮影できる、被曝線量の少ないデジタルレントゲンを設置し、総合病院の特性を十分に生かし、他科と協力しより安全で優しい歯科診療を行っています。
リハビリ科
リハビリテーション科は、何らかの疾患があっても、心身両面をもった1人の生活する人として、症状を全体的にとらえ、総合力・生活力を高めることを目標とした科です。当院は、急性期、回復期、在宅と、すべての時期に対応するリハビリテーション機能をもっています。また、平成21年11月に新たな地に移転した大浜第一病院は、各階にリハビリテーション室を配置し、より細やかな対応のできる環境を備えました。チーム医療として、リハビリテーション科専門医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、訪問リハビリスタッフ、医療相談員、看護師、介護福祉士、管理栄養士、薬剤師等と連携をとる体制を整えています。今後もさらに質の高いリハビリテーションを目指していきたいと考えています。


























